2006/8/15靖国神社参拝後記者会見の模様

2006/8/15靖国神社参拝後記者会見の模様

記者会見の全テキスト化。

1.

それに対して私を批判する方、「これはしかし中国がいやがってることをやるな」、と。つきつめていくと中国・韓国が不快に思うことはやるな、と。そういうことでしょ。これについて批判することをどう思うか。

もし私がひとつの問題で私が不愉快に思う、ま仮にね、中国韓国が日本の安保理常任理事国入りに反対しています。これは日本にとっては不愉快だと。だから私が中国韓国と首脳会談を行わないと言ったら、どちらを批判するでしょう。私は中国が反対しても韓国が反対しても、首脳会談をいつでも行いましょう、と言ってるんですよ。

2.

もうひとつはね。A級戦犯が合祀されてるから行っちゃいかんという議論。

これはね、私は特定の人に対して参拝しているんじゃないんです。

この戦争で苦しい思いをされ、できれば避けたかった戦場に行きたくなかった多くの兵士がいるんですよ。そういう方々の気持ちを思ってね。なんという苦しい辛い体験をせざるを得ない時代に生まれたんだろうか。そういう犠牲者に対してね。心から哀悼の念を表すべきだな、と。

これ日本の文化じゃないでしょうか。

特定の人がいるから後の人のことは考えなくてもいいと。一部の自分では許せない人がいるからといって、それより圧倒的多数の戦没者の方々に対して、哀悼の念を持って参拝するのがなぜいけないのか。
私はA級戦犯のために行ってるんじゃないですよ。多くの戦没者の方に哀悼の念を表する。二度とこのような苦しい戦争をさせてはいけない。そういう気持ちで参拝しているんです。

3.

それと第三点。
憲法違反だから靖国神社に参拝しちゃいかんという人がいます。
これもね憲法第9条、19条、20条これをよく読んで頂きたい。

私は神道奨励をするために靖国神社に行ってるんじゃありません。また過去の戦争を美化したり、正当化したりするために行ってるんじゃありません。また軍国主義を称揚する、そういうような気持ちで行ってるんじゃありません。

今申し上げたように、二度と戦争を起こしてはいけないと。

戦没者に戦争に行って倒れた方々、犠牲を片時も忘れてはいけないとそういう気持ちでお参りしているんです。そして第19条の「思想及び良心の自由はこれを犯してはならない」。これどう考えますか。まさに心の問題でしょう。これを日本の首相が日本の施設にお参りするお祈りする、それを外国の政府がもっともだと言って小泉を批判する。これが本当にいいことなのかどうか。今の日本の誰にでも許されている自由という問題をどう考えるのか。