アノ声の人に留守電応答メッセージを吹き込んでもらう。

http://portal.nifty.com/special04/11/18/index.htm
NTT関連の音声ガイドのほとんどを担当されている中村さんの声で留守電応答メッセージをつくるとんでもない企画。

「お客様がおかけになった電話番号は、現在使われておりません」とか、「ただいまから午後8時ちょうどをお知らせします」とか、「お問い合わせの番号は…」そして、「留守番電話サービスセンターに接続します」など、今まで何度となく聞いてきたアノ声もアノ声もアノ声も、ぜーんぶ中村さん。

以前トリビアでも出てたけどこんな裏話があったとは。

電話では音声帯域の上限が3.4kHzに設定されていて、それを超える音声はカットされてしまう。逆に言えば、その領域内で発声される事が聞きやすさの条件となる。
選考当時、10数名のナレーターが候補に上がっていた。それぞれのサンプルを試聴した結果、その条件にピッタリとはまったのが中村さんだった。中村さんのアクセントやイントネーションは標準語として完璧で、更に周波数が電話向きだったのだ。

「普段からアクセントには気をつけて生活してます。アクセント辞典を常に持ち歩いて、気になる言葉があったら辞書を引く。これまでに3冊の辞書を使い潰しました」

今まで何気なく聞いていた音声ガイドの影にそんな苦労があったとは……。これからは中村さんの顔を思い浮かべ、心して聞くようにします。